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2006年04月29日

「四種類合体 ルンブルクスルベルス」驚異の相乗作用

●ルンブルクスルベルス●血栓を溶かす物質が含まれるミミズの学名

「ルンブルクスルベルス」、このミミズは四億年以上も前から地球上にいた無脊椎動物で、世界中に2700種類、日本だけでも30種ほど数えることができます。
 人間の祖先である類人猿が地球に棲息していたのは、ざっと3000万年前。それを考えたらミミズはなんと大昔からの生き物かがわかります。ミミズは、中国では古くから解熱剤として使われていました。漢方で地竜″と呼ばれ、さまざまな治療に使われてきたのも効能が高かった証左でしょう。
 そもそもミミズほど、人間の農耕生活に多大な貢献をしてきた虫はないでしょう。地中にあって、土壌に体の養分を与え、作物の成長を促してきました。現代でも有機農業にいそしむアメリカやヨーロッパの田園地帯では、ミミズを使った堆肥づくりや土壌改良を行っている農家が少なくありません。


▽ 血栓を溶かす驚異的なルンブルクスルベルス

ミミズのリンパ球は人間のそれによく似ており、その生体防御反応は驚くほど見事なものといわれています。それくらいですから、ミミズが分泌する酵素が人間の血管をふさぐ血栓を溶かすことができるのでしょう。
 また、太い血管のみならず、五体のいたるところに張りめぐらされている毛細血管の目詰まりに対しても、ミミズ食品はめざましい効果をもたらします。そもそも、毛細血管は私たちの体内の血管の90%を占めるものであり、健康な体を維持していくうえでこんな重要な組織はほかにありません。
 たとえば、毛細血管に血栓ができると、肩こり、腰痛、頭痛などがあらわれ、それを放置しておくと大きな病気にどんどん移行していきます。脳血管障害、心臓病なども、毛細血管の目詰まりによって起こることが多いのです。また、やっかいな呼吸器病の代表である喘息も、毛細血管に血栓ができることによって発症することがあります。このルンブルクスルベルスの学名を持つミミズには、血管に生じる血栓を溶かす驚異的な力があるのです。

● ギャバ ●自然界の動物、植物に広く存在しているアミノ酸の一種 

 ギャバ (GABA)。ハテ、なんだろう? これは正式に言うと「γ・アミノ酪酸」というもので、自然界の動物、植物が含んでいるアミノ酸の一種です。
 このギャバを、私たちは日常の食生活においてけっこう摂取しています。たとえば、緑茶、米胚芽、発酵食品、ローヤルゼリーなどに含まれています。また、じつをいえば、私たちの脳や脊髄にギャバは存在し、思考力を保つうえで欠かせない役割を果たしています。それが発見されたのは今から半世紀ほど前のことです。


▽ 脳の血流を活発にする

 では、なぜギャバが脳内に必要なのか? 発見から十数年後に、アメリカで研究が行われ、動物にギヤバが投与されました。その結果、ギャバには動物の血圧を抑える働きがあることが判明しました。
 それがきっかけになって、さらに研究が進められた結果、次のようなことがわかってきたのです。「ギャバには脳の血流を活発にさせる性質がある。それによって脳への酸素供給量が増える。そこから、脳細胞の代謝活動(栄養をとり入れて老廃物を排出させる)が高まる」
 また、ギャバにはアルツハイマーの発症を予防する力があることも確かめられました。そして、肝腎かなめ″という言葉どおり、肝臓の働きを高め、腎臓への血流を増やす作用があることも判明しています。
 こうした数々の健康効果を持つため、ギャバは昭和30年代なかばに、その誘導体が医薬品として認められ、「ガンマロン」として市場に出ています。効能として、脳卒中の後遺症の改善、脳動脈硬化症による頭痛の緩和、耳鳴りの抑止などがあげられます。一方、食品由来のギャバの摂取は、多量に食べないと効果が得られないため、ほとんど機能していませんでしたが、10年ほど前にアメリカで、野菜から酸素を遮断するとギャバが増えることがわかってから、健康野菜というかたちで市場に出回り、今日にいたっています。日本では、10年ほど前から、緑茶の酸素遮断による「ギャバロン茶」が市販されています。

▽ ギヤバが脳に届くことがマウス実験で証明された

 近年の日本では、玄米や大豆などに含まれるギヤバの量を増やす技術が開発されたため、ギャバの健康効果がますます注目されています。それは大変な朗報にちがいないのですが、一つ確認したいことがあります。それは、食物によって摂取されたギャバは、本当に脳に届くのかということです。
 たしかに、摂取したギャバは胃腸で消化・吸収されて血液に入り、肝臓に貯えられてから体のあちこちの組織へ届けられます。しかし、脳へは入っていかないのでは、と従来はみられていたのです。
 しかし、最近の研究で、それは誤解であったことが明らかになりました。 脳にはたしかにギャバが存在しますが、それは脳に含まれるもう一つのアミノ酸系物質であるグルタミン酸から変換されたものと、従来は考えられていました。しかし、マウスを使った実験の結果、そうではないことが確かめられました。マウスにギャバを豊富に含んだ餌を与え
ると、約一時間後にはちゃんとマウスの脳にギヤバが入り込むことがわかったのです。
 人間だけでなく、ほ乳類の動物の脳にも「血液脳関門」という一種の関所≠ェあって、不必要な物質は脳に入り込めないシステムになっています。それほど脳は精密な器官なのです。そのむずかしい関門を突破して、ギヤバは脳へ達するのですから、この物質がいかに有用なものかわかるでしょう。


▽ 血圧の正常化にギヤバは欠かせない

 高血圧対策にも、ギヤバは有効な働きを示します。私たちの血圧は塩分によって上昇し

ますが、ギャバがその塩分排泄の後押しをしてくれるのです。なぜそれが可能になるかといえば、ギャバには腎臓の機能を活性化させる作用があるからです。ギヤバを多く摂取すると利尿作用が促進されますから、不要な塩分をスムーズに体外へ出すことができるのです。
 さらに、ギヤバには私たちの血管を拡げる働きがありますから、それによって血行不良が改善され、五体に活力が出てきます。また、神経を穏やかにする働きもあるので、ここでも血管は弾力を保つことができ、結果として血圧上昇をセーブできるのです。

▽ 動脈硬化を防ぐ

 さらにもう一つ、ギャバには有能な働きがあります。それは、血液中の脂質をコントロールするという点です。それによって動脈硬化を防ぐことができ、ギヤバを摂取するメリットはますます高くなります。
 さらに、血糖値を下げる働きが、ギヤバにはあります。したがって、糖尿病の発症を防ぐうえでも、ギャバはすこぶる有効なのです。


▽ 痴呆症の予防、改善にも有効

 もう一つ、この高齢化社会でギヤバがいかに有効かという証左をあげることもできます。それは、痴呆症を改善させる働きも持っていること。なぜなら、脳血管性痴呆症に対して、ギヤバはめざましい効果を発揮するからです。定期的にギヤバを摂取していれば痴呆症になりにくいし、発症しても早めにギャバを摂取することによって痴呆の進行をくい止めることができます。


 ●フランス海岸松そのものの粉末●有効成分フラボノイド=血栓を予防する

日本ではあまり知られていませんが、フランス海岸松そのものの粉末は、ヨーロッパでは
1960年代から健康効果抜群の素材としてよく使われているものです。
 そもそも、この樹皮粉末は、16世紀ごろの船乗りが壊血病にかかったときにめざましい治療効果を発揮したことで広く世に知られました。
 当時は、壊血病は海のペスト″として恐れられていた病気でした。ピタミンCの欠乏によって起こり、歯肉や皮膚から出血し、骨に激痛が生じるのです。
 フランスのカルチェという探検家が、16世紀なかばのころ、カナダのインディアンから、松の樹皮を煎じたお茶をもらって壊血病を治したという記録が残っています。時代はずっとくだって1950年代。フランスの大学教授がカナダの大学の客員教授をしているときにその記録を読み、帰国後、フランスの海岸松の樹皮からの抽出物を調べてみたら、数々の効能があることがわかったのです。
 以来、この海岸松の粉末は、数多くの効能を持つ健康食品として欧米各国で製造、販売され、確かな信頼を得ています。


▽ フラボノイドが血管を丈夫にする

 では、フランス海岸松の粉末に多く含まれる有効成分フラボノイド(血管を拡げてコレステロールなどを除く成分)は、現代においてどのような効能を発揮してくれるのでしょうか。
 まず、血管を丈夫にする作用があるということ。具体的にいえば、フラボノイドをとると血管壁が柔軟になることがあげられます。人体の生命線は血管だといわれるくらいですから、この器官が硬化すると私たちの健康状態は下降の一途をたどることになります。
 先に述べたように、16世紀ごろの壊血病は血管が破れるという悲惨な病気でした。現代においても血管のもろさによって発症する病気は少なからずあります。フラボノイドはそれを阻止してくれるのです。つまりフラボノイドには、血管壁を構成する二種のタンパク質(コラーゲンとエラスチン)を補強する性質があるということです。
 血管壁が強く、しなやかになることで高血圧も緩和されます。それによって脳卒中の危険性を避けることができるようになります。また、フラボノイドは、毛細血管の強度を高める実験においてもめざましい成果を残しています。


▽ フラボノイドには血栓を予防する働きもあり、アルツハイマーに有効

 心筋梗塞や脳梗塞は現代病の代表のようなやっかいな病気で、今後も増えていくでしょう。
死亡率も高く、一命を取りとめても寝たきりになる確率が高いのです。そんな悲惨な状況に歯止めをかけてくれるのがフラボノイドだといっても、決して過言ではないでしょう。
 また、アメリカの大学病院の研究チームが、アルツハイマーの治療にフラボノイドを使って成果をあげています。この老人病には従来、イチョウ葉エキスが有効だとされていたのですが、フラボノイドは、イチョウ葉の約10分の1の量で治療効果が上がることが立証されました。


▽ 慢性疲労症候群にも効果大

現代病の一つとしてよくあげられるのが、原因不明の慢性疲労症候群と呼ばれる病気です。
妙な倦怠感があって、歩くのがうっとうしく、微熱に悩まされたりします。関節に痛みが出たり、リンパ節が腫れたりもします。仕事を持っていてもできないし、人と会話をしても長続きしません。こんな厄介な奇病なのですが、原因がわからず、治療法も確立されていないのです。
 ところが、この奇病に対して、「フラボノイドが有効」という説がアメリカで発表されました。それを受けて、日本でもこの現代病に悩む人たちがフラボノイドを摂取し始めています。

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他の先生の講座もございますが、小柴昌俊先生のチャンネルは現在4つに分かれて登録されています。
もっと、ヤワラカイ、音楽やアーティストの情報もある。

2006年04月26日

樹香爽(ジュコウソウ)角質柔軟クリーム

あるお嬢様が、脚部全体にかさつきが有ったので、皮膚科でもらった軟膏を使ってられましたが、樹香爽(ジュコウソウ)に変えたところ、意外とスッキリしたので驚いておられました。
アロマの香りが利用回数を促進したのかも?
jukouso.jpg
また、ひじやひざ、くるぶしなどの黒ずみや角質の肥厚した部分にご使用いただきましても大変
効果的です。
     樹香爽(ジュコウソウ)

2006年04月25日

鯖活性ペプタイド

オリゴペプタイドの臨床−鯖活性ペプタイド療法−
       近畿大学薬学部教授 久保 道徳 著 より
必須アミノ酸(リジン、スレオニン、トリプトファン、メチオニン、フェニ−ルアラニン、
ロイシン、イソロイシン、バリン)は毎日摂らなければいけないということは、食いだめ
がきかないからです。そのほかに、人体でつくることが出来ますが、不足しやすく、
成長期や充分なスタミナ保持のために必ず摂らなければ安心できないアミノ酸が
2種あります。それがアルギニンとヒスチジンです。
これら計10種が〃必須アミノ酸〃になるわけで、これらが欠乏しますとタンパク質
の合成が妨げられるのです。この必須アミノ酸の働きについて少しのべてみます。
【1】 リジン
体の成長要素の大部分がリジンに依存しています。血液はリジンで養われ、
抗体が形成されます。視力障害や筋肉の疲労もリジン不足により起こってきます。
【2】 スレオニン
スレ才ニンによって消化器官の機能が円滑になり、代謝を進行させます。
【3】 トリプトファン
これの作用で赤い血になります。また、若々しい皮膚や、ツヤツヤした毛髪もトリプ
トブァンがなければ得られないのです。また、ビタミンBの機能を助けるので、食欲
増進にも役立ちます。脳や交感神経終末などの神経伝達を担う役目もあり神経機
能の促進に役立ちます。
【4】 メチオニン
毛髪の発育を刺激したり、肝臓の解毒作用を活発化させます。
また甲状腺を刺激してチロキシンというヨードを含むホルモンを分泌させるので、
精神安定、神経活動、血管保護の効果果があります。
【5】 ロイシンとイソロイシン
ともに鎖式(脂肪族)アミノ酸で、タンパク質をつくるために不可欠なものです。
【6】 バリン
頭脳活動、筋肉運動の調整、情緒の安定などを保つ大切な働きをします。
【7】 フェニールアラニン
腎臓機能を保待する働きをし、尿排泄を正常にコントロールします。
この代謝障害を起こすと、フエニ−ルケトン尿症といって、1種の白痴と称する
疾病を起こします。
【8】 アルギニン
セックスに強くなるアミノ酸として知られています。精子の頭の部分は主として
アルギニンでできています。欠乏すると性障害、不妊症にもなります。
さらに肝臓庇護作用、老廃物の無毒化と結合を防ぐ作用があります。
【9】 ヒスチジン
頭脳や神経はヒスチジンによって刺激され、養われています。
 このようにアミノ酸は、数十万の原子が組み合わされてできた
巨大な分子でその粒子は動物種と植物種とをもっていて活動性があり、
生命の最末端の単位といわれています。
3.タンパク質とは
 三大栄養素は、タンパク質、脂肪、糖質、ですが、最上級の第一の物質は、
タンパク質です。最近は、プロティンという言葉が流行語になっていますが、
これはタンパク質のことです。
この語源は、ギリシヤ神話に出てくる第一の神、ブロメテイオスからきたもので、
最上級という意味でつけられたものです。すべての生物体は、細胞からできて
いますが、細胞の原形質を成しているのは、タンパク質です。
 細胞は常に、新陳代謝をくり返しながら構成されています。いい例が、アカと
して新旧交代をくりかえす皮膚の新陳代謝にいえます。
 内臓ですと、たとえば普通肝臓のタンパグ質が2〜3週間で約半分が入れ替
わり、筋肉のタンパク質が4ケ月で約半分入れ替わるのですから、たいへんな
新旧交代がくり返されていることがわかります。
又、古い細胞と新しい細胞の入れ替わりは、非増殖性細胞といわれる脳細胞
や心筋細胞は別として、例えば、赤血球は120日、白血球は13日、小腸の
内壁の細胞はなんと1日半、骨は約1年間で新しい細胞と入れ替わります。
また、病気にかかるとその部分は細胞が死んでしまいますので、ただちに新し
く作り替えなけれぱいけません。その原料はすべてタンパク質です。そのタン
パク質は食品として摂取してはじめて役に立つのです。
しかもタンパク質の代謝は高速度で行なわれていきます。タンパク質は極めて
多くのアミノ酸が結合してできたものですが、個々のアミノ酸を食べても役に立
たないのです。タンパク質を切りきざんで、少さい分子のオリゴペプタイドの状態
でなければだめなのです。それは、アミノ酸の単一物質では胃の消化液で分解
されてしまうからです。
4、ペブタイドの薬効
 ここまでのべてきたペプタイドは、生体を維持する物質構成に大きな作用を持
つ事がおわかりいただけたことと思います。
このオリゴペプタイドを鯖にもとめてみたのです。鯖は日本近海でとれる大衆魚
ですがふしぎにも、これはむかしから薬用魚としても用いられていたのです。
脚気の薬としてです。脚気はビタミンBの不足によりなる病気といわれていまし
たが、それを補っただけでは治らず、結局はタンパク質の不足を補ってはじめて
治るといわれています、また目がよくみえるようになり、胃腸の調子もよくなるこ
とがいわれています。
ところが、今ではそのようなことはすっかり忘れさられ、ジンマ疹のでる魚として
の方が有名なほどです。
鯖のオリゴペプタイドは新鮮な鯖を酵素というナイフを便って、目に見えないほど
小さいアミノ酸が20から50個ほど結合したペプタイドにまで切りきざんだもので
す。よって水によく溶けています。その様子はちょうど、鯖を食べて胃や小腸で
消化を受けた状態とよく似ていると思って下さい。ですから、消化がよく、低分子
ですので、まったくジンマ疹のおこる心配はありません。
 鯖が原科ですが、もうこの姿ではもはや鯖ではなく活性のある液体鯖といって
いいでしよう。鯖活性ペプタイドは栄養補助食品としてばかりでなく、色々な病気
を治すためにも手助けできるものであるということがわかったのです。
一方、東京農業大学関係グループを中心とする研究者達は、鯖から抽出した
ペプタイドを便って食品のマスキング剤として応用されたのです。例えば、うどん
やそばなどがコシのあるおいしいものを作る時に用いられたり、パンに入れると
フワッとしたおいしいパンができたり、酢の醸造、滅塩醤油、味噌などに広く利用
し、好成績を得ました。これはちょうど、卵と同じ作用なのです。卵焼きを作るとき
にまず先に油を引きますが、この油はすっかり卵にすわれてしまいます。また卵
に水を入れて卵焼きを作っても、できあがったものはどこにも水が見当たりません
。すなわち卵は油や水とうまく手をむすぶ役目をしたのです、それは白味の中に
入っている アルプミンというペプタイド がしているのです。
 このアルプミンは人体の血液中にもたくさんあり、血液中の水や油が分離しな
いようにできており、またのんだお薬の運搬役もしています。
この作用と同じなのが鯖ペプタイドなのです。そこで私たち、近畿大学の薬学部
久保研究室の、鯖研究グループは、鯖のペプタイドは、アルプミンのような作用を
期待して、ラットやモルモットによる動物実験を開始し、次々に新しい効果を発見
しました。
〔1〕鯖ベプタイドの強肝作用
 強肝作用を証明するために、鯖ペプタイドの再生肝の実験をしてみました。
ラットのお腹を少し切間し、肝臓の60%を切除します。
次にお腹の切開部を縫合して、切除された肝臓が7日間でどれほど再生したか
を観察しました。7日間、鯖ペプタドを1日に2回食べさせたところ、肝臓の重量
が普通食の場合は3.11±0.09gであるのに対し、鯖ペプタイドを飲ませた群で
は3.26±0.10gというように増殖していました。
 肝臓が元の状態に早く回復しているために、当然肝臓中での栄養の代謝が
促進されるので、体重も順調に増加していきます。肝炎の治療には、この肝臓
組織の修復作用の促進は大切な治療方法の一つですので、肝炎の場合の栄
養補助食としてはこの鯖ペプタイドは重要なものになると考えられます。
〔2〕貧血の治療に使える
 赤血球がわずかでも少くなると、各細胞に酸素がゆきわたらないために、エネ
ルギーを製造することができません。そのために、身体はだるく、目まいがした
り、顔色が青白くなったり、手足も冷たくなったりします。これが貧血という症状
で、女性に多く見られます。また、女性は、月経、妊娠、出産、授乳というように、
男性に出来ない重要な仕事があり、しばしば貧血を起こす原因ともなっています
。貧血を起こすのは、むしろ食物タンパク質不足によるものであるとされています
。したがって、タンパク質、アミノ酸は充分に供給されなければいけません。
タンパク質不足による貧血には、特にトリプトファン、ヒスチジン、グルタミン酸を多
く含むペプタイドが有効です。もちろん、これは鯖のペプタイドの中にも入っている
わけです。また、貧血を治療するのには、鮪ペプタイドと薬用人参を服用すること
は最も理想的な方法といえましょう。それから、スポーツの猛練習中に起こす貧
血のスポーツ貧血にもこのペプタイドが有効です。
〔3〕腎炎やリウマチに
 急性腎炎、慢性腎炎、ネフローゼ症候群、人工透析患者などの食事については、
充分に病院でも配慮されていますが、鯖ペプタイドを主治医の指導のもとで食事ご
とに食べることによって、腎機能が活発になり、小便がよく出て、タンパク尿も低下
し、身体の浮腫、だるさもとれたという症例がたくさんあります。
健康人が鮪ペプタイドを食べても、小便が気持ちよく出るのには、まず驚きです。
慢性関節リウマチ患者にみられる血管外へのタンパク成分の漏出が原因となって
、低アルプミン血症を引き起こします。ですから、タンパク栄養障害にならないよう
注意する必要があります。
ところで、鯖ペプタイドが慢牲関節リウマチに有効な作用はないかと考え、実験を
しました。その結果、動物実験によれば、鯖ペプタイドの抗炎症作用は直接的に
炎症部位に作用しなくても、次々と多発するリウマチに対して、有効性が出てき
たわけです。つまり、徐々に免疫系を正常に保とうという作用、他の部位の骨に
影響を及ぼさないようにする作用と、栄養面での補給が充分あると考えられます。
〔4〕高血圧や動脈硬化の予防
 われわれ、鯖ペプタイドの実験グループでは、すでにのべたペプタイドの共通
作用を期待して、鯖ペプタイドの高脂血症改善作用について薬理実験をしてみ
ました。動物を人工的に高脂血症にさせます。そして、高脂血症になった方の
動物に鯖ペプタイドの餌を入れて食べさせると、期待どおり、高脂血症を予防し、
改善することがわかりました。
 近畿大学医学部の岡本教投、島根医大の家森教授らを中心とした研究でも、
魚肉のタンパグ質が、重篤な高血圧の発生を著しく抑制し、脳卒中の発症率も
抑制されると発表しています。
〔5〕肥満改善作用
 ペプタイドには、脂質の代謝改善作用があることがわかったので、家畜にも良
い影響があり、良質の肉が生産できるのではないかと考え、豚に鯖ペプタイド
を飲み水と共に与えました。すると、普通食を与えたものより、皮下脂肪が簿く、
モモ肉のハリが素晴しく、豚肉業者の話によれぱ、鯖ペプタイドを与えた豚肉は
最良質の肉であるといってくれました。
このように鯖ペプタイドは、実験結果でもわかるように、肥満の改善にも役立ち、
鯖をのみ続けて、やせたという女性が多勢おられ、筆者もまず体重の増加が
ストッブし最近では少しやせはじめました、脂肪は軽いので、体重は目立って
滅少しなくても胴まわりが8cmも少なくなりました。
〔6〕免疲力を高めるベプタイド
 体内に細菌やウイルスなどの目に見えない攻撃力のある異物抗原が侵入し
たり、アレルギーのもとになるアレルゲン抗体が侵入すると、マクロファージや
白血球が異物を認識して貪食し、体外排除するように働きます。
 もし異物が大量に侵入してきた場合には、ほかにリンパ球が応援にかけつけ、
T細胞、B細胞の力で抗原抗体反応が成立し、体外排除の方向へ進みます。
抗原が多いのにもかかわらず、抗体の産生が少ない場合には、抗原の体外排
除がうまくゆきません。特に肝臓の機能が低下している場合はうまくゆきません。
すでにのべたように、鯖ペプタイドは骨髄での免疫担当細胞の産生の原科となり、
その上肝機能を強化させます。そのために、ペプタイドを毎日利用することにより、
免疫力も増強することが考えられます。
慢性関節リウマチの動物がリウマチになるのを予防したことからも明らかです。
〔7〕外傷、止血、抗菌作用など組繊再生修復作用
 鮪ペプタイドの原液を1%含む軟膏剤をつくって、水虫につけるとよく治った例が
ありますが、これはやはり抗菌作用があると考えるべきでしょう。
また、切り傷の時に鯖ペプタイドの原液を直接患部に塗って止血、化膿止め、
組織の再生修復に促進的な作用をした例もあります。
〔8〕皮膚を美しくする
 皮膚は外界からの保護という重要な役割のほかに、汗腺があり、体内の温度
調節をしたり、酸素をとり入れたりしてます。さらに体内に入った有害重金属や
外界侵入異物、使い古したタンパク質などを捨てる役目をしています。
 そのためには、タンパク質の摂取が重要な働きをしているわけです。
著者自身も、鯖ペプタイドを食べると顔がツルツルしてくるのを何回も体験してい
ますが、たしかにペプタイドは美しい肌を保つのにも役立ちます。
〔9〕骨折を予防し、筋肉強化
 最近の学童の骨は、もろくなっており、しばしば骨折の話をききます。
マサチューセッツ工科大学の栄養生化学教授のヤング博士は「老人のタンパク
質合成量は若者よりも40%増加している」と言っていますが、老人は若者より
多くタンパク質を摂らねばなりません。
つまり、高タンパク食は、カルシウムの吸収を促進する作用があるからなのです。
鯖ペプタイドには、カルシウムや良質タンパク源が不足なく含まれているため、
骨折の予防や、筋肉増強作用があげられます。
〔10〕胃潰瘍も治す
 胃潰瘍は現代病の1つとされ、ストレスから起こり、治らずに胃に穴をあけたり、
激痛、吐血などをもたらすやっかいな病気です。
鯖ペプタイドを食べると、胃のつかえている人がスーとしたと言い、健康な人が
食べると腹が減ってしかたがないといいます。
 これは胃の消化運動が活発になった証拠で、鯖ペプタイドに胃粘膜の血流量
増大作用、胃酸分泌の正常化作用、組織修復機能増強作用などが考えられます。
そこで人工的に動物に胃潰瘍をつくり、鯖ペプタイドを食べさせその作用を観察し
ました。その結果、抗潰瘍作用が認められ、胃液の分泌量を滅少させ、酸度も
低下させる作用がありました。
〔11〕抗ストレス作用
 現代社会では、ストレスからの病気が1番多いともいわれています。
鯖ペプタイドをつかって抗ストレス作用の実験をしてみました。抗ストレスホル
モンを分泌する副腎を動物の体内から摘出し、肝臓に薬品でストレスを与えてお
くと、肝機能が低下するのですが、鯖ペプタイドを与えておくと、肝臓内のグリコ
ーゲン量、血糖値の低下を抑制しており、肝臓はストレスをうけても鯖ペプタイド
を投与しておけば抗ストレス作用が働いて、肝臓機能を低下させない作用があ
りました。
〔12〕便秘に効く
 鯖ペブタイドを食べ始めると腸の運動が活発になり、大便の量が増え、日頃と
ちがった黒色便が出て、お腹がすっきりしたという話が多く私のところに報告さ
れました。宿便も取れたという話もありますが、これは考えられるのは、鯖ペプ
タイドが腸内細菌の中で乳酸菌のような善玉菌に対して栄養たっぷりの餌を与
えているからといえます。もう一つ考えられるのは、鯖ペプタイドによって、
大便の保水牲がよくなることで、大便が柔かくなり、出口である肛門のすぐ上の
直腸のところで、より便意を感じさせるためではないかと考えられます。
〔13〕糖尿病を予防
 糖尿病は、すい臓から出るインスリンというホルモンの欠乏によって起こる病
気で、むかしは、金持ちの美食によるぜいたく病といわれていましたが、現在
は若年層にまで広がっています。糖尿病には†型と†型とがあり、日本人の
ほとんどは†型糖尿病でその原因、としては、第一に食べすぎ、肥満、第二に
運動不足、第三に精神的ストレスなどがあげられます。
その症状は、尿中に糖が多いことから、尿の浸透圧が上昇します。そのために
尿量が増加し、口が渇き、水を多く飲むようになります。
また、血糖値の上昇は、食欲中枢神経を刺激して、多食するようになります。
その他、視力滅退、手足のしびれ、痛み、肩こり、便秘、腹部膨満、疲労感な
どが起こります。この糖尿病に、鯖ペプタイドを食べさせると血糖値が正常値
で安定するというおどろくべき症例が医師から報告されました。そして動物実
験によるその結果は、鯖ペプタイドによる高タンパク食が糖尿病を改善しまし
た。また血糖値を低下させたり、死亡率が低かったということも見逃せない事
実です。したがって、鯖ペプタイド中にはインスリン様物質の存在が予想でき
ました。すい臓で生産されるインスリンホルモンをうまく使いこなす為にも鮪ペ
プタイドは役立っており、最近すい臓でのインスリン生産の不足をする†型糖
報告を受けています。
インスリンホルモンは51個のアミノ酸が結合したペプタイドホルモンですので、
鯖ペプタイドとなじみがよいのでしょう。
〔14〕強精作用
 男が一生、精子を作り続けるのに必要なのは、ホルモン作用もありますが、
まずは原科であるタンパク質が必要です。精子タンパクの4分の1はアルギ
ニンです。アルギニンが欠乏すると、精液中の精子の量が減り、アルギニン
を与えると正常に戻ることが明らかになったのです。
鯖ペプタイドの中のアルギニンは、高含有ですから増精子には充分役立ちま
す。鮪ペプタイドをのみはじめてすぐに若い頃のようにモーニングスタンドした
という中年が多く、これを目的に毎日のみ続けている人がおられます。
〔15〕酒の解毒を早めるベプタイド
 アルコールの解毒には、食物タンパク質が必要です。良質のタンパク質を
お酒をのむと同時に摂取しなければ、アルコールは解毒できません。
少々飲みすぎたかなと思う時でも、鯖ペプタイドを食べている限りでは大丈
夫のようです。私自身も、酒が好きでよく飲みますが、お酒をのむ前に、店
にキープしてある鯖ペプタイドを10粒ほど食べておくと、次の日、酒の残り
が気になりません。
この効力はいかなる漢方薬をもってきても、足もとにも及ばないほどです。
もしお酒を長時問のんでいる時には、2時問後にもう一度鯖ペプタイドを
10粒飲むとまた解毒が促進されます。
おいしいお酒で身体をこわしてはなんにもなりません。

2006年04月21日

アーモンド

はじめに漢方医学では「お血」という概念があります。 お血とは血液がとどこおっている状態を指した病態で、診断名としても使っています。 むかしの西洋医学では、お血という概念はなく、漢方に特有のものであるといえます。 お血を治療するのに用いる漢方葉を「駆お血薬」といい、 桃仁、牡丹皮、大黄、水蛭などがそれです。血液のとどこおりは、 たとえば顔色をみても、健康的でないドス黒いものであったり、赤い細絡がたくさんみられる赤ら顔であったりご肩こり、腰痛がひどかったり、 足の静脈が浮いていたり、というようにして観察することができ、お血症候群を発見することができます。 お血を西洋医学的に翻訳すれば、炎症、アレルギー、 免疫系の疾患としてみることもできますし、循環器系からみれば、血栓症、 高脂血症、動脈硬化症、血液粘度上昇症などもお血の範囲に入るでしょう。また自律神経失調症や婦人不定愁訴症候群といわれる疾患をお血としてみることもできるでしょう。 したがってお血はただ1つの病態ではないので、 お血症候群とするのが適切といえます。 お血症候群の患者が近年増加の傾向にあり、 またこの治療に漢方が大変有効であることも、よく知られるようになってきました。 私も近畿大学東洋医学研究所が発足する以前から、お血に興味をもち、お血病態の実験動物の作成に成功し、 駆お血薬の桃仁や牡丹皮の研究に力をそそいできました。 それぞれの漢方葉はすばらしい薬効があることがわかり、 これらを配合した桂枝茯苓丸が多くのお医者さんに用いられ、慢性病、アレルギー、循環器病、自律神経失調症の患者さんに福音をもたらすことができました。しかし、 一般の人々が手軽に、安心してのめるもので、駆お血作用のもつものがないだろうかと思い、私達が日頃、 食べているものの中にないだろうかとさがしもとめた結果、 漢方薬の桃仁と同し仲問のアーモンド駆お血作用がでてきたのです。しかも、 ナッツのスイート・アーモンドをそのまま食べるよりも、 人間の胃の中で消化する過程を先に工場でしておいた方が、服用したとき体内で吸収されやすく、しかも、 服用したとき体内でより効果的であることがわかったのです。したがってアーモンドの中に豊富にあるタンパク質を、 低分子のペプタイドのかたちにすることによって、より有効性の高いものとなったのです。 アーモンドは紀元前からナッツとして食べられたものですが、 一方では薬用としていたことも、古いギリシヤ、インド、中国の本の中から、うかがうこともできます。

お血の「お」: 病雁垂れに「於」

1、アーモンドの食料史
アーモンドの原産地は、 インドの西部およぴペルシャと推定されております。この地は桃、リンゴをはじめ多くの果物や、 ムギなどの主要な作物のふるさとで、ノアの箱舟の流れついた土地であるというにふさわしい所です。 約四千年前からヨルダン地方などで食用に栽培されていました。神話にもみられ、旧約聖書の中にも72箇所にアーモンドの名が記されています。 とくに有名なのは創世記第四三章にヤコプがエジプトに国の名物アメンドウ(アーモンド) を送ったという記載があり、当時は重要な贈物としていたようです。 有史以前に地中海沿岸のギリシャからアフリカ北岸一帯に広がったものといわれています。 いわば西洋文明の発生と共に神代のむかしからアーモンドの歴史もはじまったといわれるほど、愛好されたナッツといえます。 ギリシャ神話にもアーモンドのことが記されています。アメンドウの木に転身した王女の話の一部を紹介しますと、「…… 二男は事のいきさつを知ると、今は荒皮となったアーモンドの木を抱いて、やさしくその樹皮を愛撫して、熱い接吻を与えた。 するとそのアーモンドはそれに応えて、葉もないのに枝いっぱいに、見事な花が咲き出した。アーモンドが今日のように、 葉にさきがけて花咲くようになったのは、実にその時からだといわれている。またアテーナイの人々は二人を記念して、 毎年アーモンドの花盛ること、舞踏の集いを催して二人を偲んでいるといわれている。…。」といった具合です。 アーモンドがギリシヤからローマに伝った時、ローマ人はアーモンドを「ギリシャのクルミ」と呼ぴ珍重したといわれています。 イタリアではローマ時代以降栽培が盛んで、シシリー島は主産地として今もって名高いです。 中世頃までは王候貴族や上流階級の人々だけの高級嗜好品でしたが、スペイン、ボルトガル、モロッコなどでも栽培が広がり、 お菓子の本場フランスヘと伝わり、十七世紀頃から一般庶民の口にも入るようになり、ヨーロッパの人々に 「ナッツの王」として賞用されるようになりました。アーモンドがアメリカ大陸に渡ったのは、 1769年スペインの宣教師が種子を持ちこんだのが最初といわれています。十九世紀にはアメリカ各地で栽培がこころみられましたが、 アーモンドの生育に気候風土や土質が最も適していたのが、カリフォルニア州であることがわかり、ゴールドラッシユの終った19世紀中頃から、 本格的な栽培が始められました。今では全アメリカの生産量の98パーセントを占め、世界全生産畳の約半分も占めています。 わが国ヘアーモンドが渡来したのは、江戸時代に南蛮船でポルトガル人が持ちこんだのが最初といわれています。 当時の人々はアメンドウといったり、中国からも渡未していたことから中国名の巴日杏(ハタンキョウ) も使われていました。明治維新後まもなくの項、西洋から果物の苗を導入して、わが国での栽培化が試みられましたが、 地中梅の風土とはおよそちがう日本では栽培に今だ成功せず、第二次大戦後は、アメリカ、カリフォルニア州から輸入がはじまり、 今までのアメンドウや巴旦杏をあらため、はじめて「アーモンド」という名称が使われたのです。話を古代インドにもどします。 インドではアーモンドはカシミヤ地方やヒマラヤ山脈に近い人々によって、知られてはいたでしょうが、一般的ではなかったようです。むしろ、 ベルシャから回教徒により伝来したものといわれています。回教徒がインドに定着した頃、 アーモンドはペルシャやアフガニスタンの商人からインド南部や中部地方の人々が紹介を受けたのが最初で、サンスクリット (古代インドの高級文章語、梵語)の中にみられるBadam(ハタム)はまさにペルシャ語であることからも明らかです。 また古代インド医学であるアユルヴェーダー医学においてもチャラカ本草には 「ARUKA」 という名称で薬用として使用されていたことが記されています。 一方ではペルシヤからシルクロードを経て中国にも伝り、 ペルシヤ語のハタンキョウと杏に似た樹であるところから巴旦杏と呼ぷようになったといわれ、 ナッツとして愛用される他、薬用果実としても用いられていたことがしのばれます。

2、アーモンドの薬草史
スイート・アーモンドが薬用植物の一つであったとはおどろきです。薬草の発生地は世界各地に及んでおりますが、 その中でも伝統を誇るのはギリシャやアラビアでおこった医術、インドのアユルヴェーダー医術、中国の漢方医術の三つといえます。 その三薬草圏にアーモンドが用いられていたのです。これらの薬用植物の歴史は現存する薬草の本から知るしか方法がないので、 有史以前のことはわからないのですが、相当古くから薬用として使われていたことにはまちがいありません。 まず紀元1世紀頃のギリシャにディオスコリデスという有名な薬草の大家がおられ、『ギリシャ本草』 という薬用植物学の本を著わしました。

その中に「AMUGDALE」という名称でアーモンドが紹介されています。「まず、 アーモンドの実をつぷして、煮たものをパップ剤として顔に貼ると、日焼けのシミを取り去る。あてがっておくと (どこにあてがうのか不明ですが、おそらく膣坐薬として使用したのでしょう)月経血を排出させる。 酢やバラ油に混ぜて額やこめかみに貼りつけると、頭痛に効果がある。プドウ酒やハチミツとともに用いれば、化膿性疾患、ヘルペス、 咬傷に効く、アーモンドの実を食べると鎮痛作用があり、便痛を促し、よく眠れるようになり、小便の出もよくする。 ミョウバンやハッカとともに服用すれば、吐血によい。水で服用するか、 テレピンの木の樹脂とともに舐剤として服用すれば腎臓病や肺の炎症に効く。レーズン酒とともに服用すれば、排尿困難や結石に苦しむ者によい。 牛乳およぴハチミツと混ぜて舐剤にして服用すれば、肝臓病、咳、鼓腸(ガスがたまって腹満になったり、ゴロゴロおなかがなること)にもよい。

3、アーモンドのペプタイドの製法
カリフォルニア産のスイート・アーモンドをミキサーで粉砕し、アーモンド中の油の部分をとり除きます。 このアーモンド油分はアーモンドの半分の量もあるのです。この油で、てんぷらをあげるとアーモンドの香りがしてとてもおいしいものです。 脱脂されたあとのアーモンドパウダーを次に、アルコールで抽出し、不必要な成分を除去しますと、タンパク質を多量に含んだ粉未が得られます。 これを人の胃から分泌される胃液と同じような状態、すなわち塩酸とタンパク消化酵素であるベプシンを含む液の中で消化分解させます。 そうするとアーモンドタンパク質は低分子のペプタイドまでどんどん分解されます。 分解されたタンパク質を服用したとき、腸管から吸収されやすい適当な分子の大きさになったところで、 この分解反応を止めて、塩酸を重曹で中和し、100℃近くまで加熱して残っているペプシンを失活させ、それから更に透析して、 反応中にできた食塩やその他の分子の小さい物質をとり除きます。ペプタイドを多く含んだ液を粉霧乾燥しますと、 高純度のアーモンドのペプタイドが得られます。私達がナッツとして食べたアーモンドが胃の中に入り、消化を受けて、 十二指腸へ運ばれるまでの課程を、先にアーモンドを機械タンクの中で胃の中と同しような消化をやっておいてやろうという誠に親切な方法をとっているのです。 このような製造加工をすることによって、先に有効な成分を多く作っておいて、 体内に吸収されるものをより多くしようということです。これなら子供や老人や、 胃の手術を受けた人でも安心してのめるということです。ところで、アーモンドのペプタイドの組成をさらにくわしく調べるために、 高速液体クロマトグラフィーという分析機器にかけたところ、 分子量が約三千から一万の数十種類のペプタイドの混合物であることが判明しました。


 

4、アーモンドのペプタイドの薬理実験

骨折した人や打撲、捻挫をした人がアーモンドのペプタイドをのむと、しばらくして”スー”と、うそのように痛みがやわらぐことから、 アーモンドのペプタイドの鎮痛効果について薬理学的に研究をしたのです。実験動物のネズミに、 骨析や打撲をおわせて、”どうだ痛いか”!!、アーモンドのペプタイドをのんで痛みが治ったか!!と問診できません。 ネズミと会話ができないのです。よって客観的に痛みが鎮まったかどうかを知るためには、 ネズミのおなかに痛みをもたらす酢酸を注射するのです。これは世界的に認められた鎮痛テストの方法です。 十パーセント酢酸生理食塩液を体重1キログラムに対して十ミリリットルの計算量をネズミのおなかのすきまへ注射します。そうするとまて、 アーモンドのペプタイドをのませたネズミと、のませなかったネズミを比較します。アーモンドとの二群を作ります。同時に、 私達の実験が正しいかどうか、うまくいっているかどうかを把握する意味で、 すでに鎮痛効果がむかしから知られている医薬品を別のネズミにのませて、予想通りの鎮痛効果があるのかどうかを調べます。このようにして、 四群にネズミを分け、一群を約十五匹のネズミとします。今回はさらにアーモンドを水で煮て、その煮汁を濃縮したものや、 アーモンドを脱脂したものを水で煮た汁の濃縮物とも比較しました。そうすると、なにものまさなかったネズミは統計的に計算すると、 酢酸生理食塩液の注射十分後から十分間に痛みのために約40回せのぴをするのに対して、 アーモンドのペプタイドの人の常用量に相当する量を口からのませた群は14回で、多い平均でも27回しかせのぴをしなかったのです。 これは分子量から換算すると、新薬の医薬品と同等か、それ以上の効果を示したといえるのです。 アーモンドのペプタイドの少量やアーモンドの水煮汁、脱脂後の水煮汁については全く効果を示しませんでした。すなわち、 アーモンドをナッツとして食べても、また無理をして多く食べても、さほどの効果が得られないということです。 アーモンドのベプタイドがこのように効果のでるまでには、どのように加工すればよいのかを調べるため色々な消化酵素を作ったり、 反応液の酸性度や反応温度
などをいろいろ変えてみて、できたものをそのつど薬理実験して、効果を判定しました。やっとの思いでよい条件がみつかり、今日、 一定の品質のものを製造することができたのです。次にアーモンドと同じ仲間で、漢方薬である桃仁に、 血栓症の場合の、線溶効果があるということが以前から、 私の研究室でわかっていましたので、アーモンドのベプタイドにもそのような効果があるかどうかを実験験してみました。
血栓というのは、血管の中で、血小板という止血の役割をもった血球が、数多く凝集して、かたまりを作り、 さらにフィプリンという線椎が血管内で作られ、血小板のかたまりの周囲を糸まきのようにまきつくことによってできた硬い固まりを指します。 これが形成されると、血管はつまってしまい、その血管から栄養をもらっていた細胞は赤血球から酸素をもらい受けることができず、 血液中に溶けこんでいる多くの必須物質をもらうことができなくなり、細胞は十分も経たないうちに死んでしまいます。 このようにしておこった病気を循環器系では血栓症と呼んでおり、心臓の血管内でおこると死亡につながるおそろしい症状なのです。 切傷を受けたところでは血管が破れ、出血していますので、早く止血をしなくてはなりません。 そのために血液中にパトロールしている小さい血小板が多勢かけつけ、ガッチリ、スクラムを組んで、血液の流出を防止します。 次に傷口では肉芽が形成され、完壁に傷口がふさがると血栓が不要になりますので、 まずは血小板の凝集した固まりの周囲にまきついたフィプリンという線維がとけはしめます。その時には、 局所でいろいろな酵素が働いて化学反応が進行し、フィブリンがとけるのです。その酵素を線溶活性化酵素といい、 まず第一に作用する代表的なものがウロキナーゼです。
ウロキナーゼは腎臓で作られる酵素で、線維を溶かしてもよろしいという指今がくると、そこで作用して、 血液中に存在するプラスミノーゲンという非活性な酵素を活性な酵素であるプラスミンに変えます。 新たにできたプラスミンは血小板のかたまりの周囲のフィブリンをとかすように作用します。 するとやわらかい血小板のかたまりだけになりますので、異物の貪食処埋にあずかるマクロファージがかけつけてきて、食べてしまい、 ドロドロに溶かしてしまうのです。このような複雑な過程程によって、止血し、線溶活性化作用によって、治癒していくのです。 よってこれらの円滑な作用に対して、それを変化ざせてしまうような医薬品はよくないといえるのです。切傷は自然に治るのですから、 たとえ副作用的にこれらの酵素を直接的にいじくりまわすものがあってもこまります。その点、漢方薬をはじめとする天然のものには、 人間のもつ正しい反応に対してそれをお手伝いしても、まちがった方向にむけるようなものは一つもないといえます。 たとえばウロキナーゼの出番の時には、ウロキナーゼと同じ働きをするのがないということです。アーモンドのぺプタイドもその1つで、 ウロキナーゼの活性の必要な時にのみ、ウロキナーゼにお手伝いするのです。 だからアーモンドは治りかけの切傷には早く治るようにお手伝いしますが、傷口がまだ血小板のかたまりで、止血している時には、 それにじゃますることは決してありません。切傷であれば、止血するとそれで治癒の道が三分の二完成したといえます。 放っておいても完治します。ところが、血栓は出血しておらない場合でも、血管内で形成されることがあるのです。 その原因については前段でくわしくのべておりますので、参照して下さい。すなわち高脂血症、外傷、腸内細菌内毒素、慢性病、アレルギー、 ガンなどによって誘発されるのです。これらの原因が血小板の凝集を招来してしまい、フィプリンが形成され、かたい血栓を形成します。 これを血管内血栓形成症候群といっています。頭痛、肩こり、腰痛、 坐骨神経痛などの原因の一つともなります。また心臓周辺が急に痛くなる狭心症の発作、さらには心筋梗塞、脳梗塞の病態を形成します。 ところが、このようにして血管内で形成された血栓は人間にとって、なんの手助けにもなりません。害あるのみです。 死ねといわんばかりの反応といわざるを得ません。ですから、 血管内では形成された血栓をすぐに溶かす反応系が活性化してくれなければいけません。なんといってもウロキナーゼが早く作用して、 プラスミンを作り、フィプリンを溶解してくれなければいけません。そのためにウロキナーゼが大変な力を出します。 アーモンドのペプタイドがこのウロキナーゼに力をかして、より早く、血栓が溶解するように作用することが実験的に明らかになったのです。 この作用は、アーモンドを水で煮た汁でもみられ、脱脂アーモンドの水の煮汁ではさらに効力が強くなり、 アーモンドのペプタイドに加工したものはそれよりもさらに強力な作用を持っていることが確認できました。


A 骨析・捻挫・打撲とアーモンドのベプタイド

私は薬草の研究をしている関係上、よく山へ植物採集に出かけます。ある夏の日の朝、すがすがしい気分で、学生達と、 夜露に濡れた植物を見つつ、山道を歩いていた時、前に進む気持と、足の左右の運ぴとのバランスをくずしてしまって、 パタッと倒れてしまいました。両手をついたので、腰や頭を打たなかったのですが、右足を捻挫してしまいました。 その姿をみた学生は笑いこげていましたが、
私自身は息もつけないはどの足首の痛みにおそわれ、その場から動けなくなりました。そこで日頃から、こういうこともあろうかと思い、 リュックサックの中にアーモンドのベプタイドの粉末をしのばせておいたのを取り出し、アーモンドの甘い香りを楽しみつつ、 氷筒の水で欲みました。するとしばらくして、予想通り、すっかり痛みが消失してしまい、我ながらこの効き目にはおどかされました。 ところろが二時間ほどすると、また痛み出したのです。それでアーモンドのペプタイドを飲むと、再ぴ痛みが鎮まり、 捻挫した右足をできるだけ動かさないように固定して、ゆっくり山道を歩きました。予定通りのコースが歩けず、 学生達には悪いことをしたのですが、おんぶされずにすんだことを感謝しておりました。その後、友人がスキーで骨析したとか、おばあちやんが、 ころんで肋骨を折ったとか、いろいろの人に飲んでもらいましたが、痛みが早く鎮まり、治りも大変早いようです。痛むのは、一種の警告反応で、 二度と不注意なことをするなということです。動かすと痛みが強くなるのは、それ以上動かしてはいけませんよという警告ですので、 ガッチリと固定して、動かさないようにし、炎症がとれ、痛みが鎮まれば、いつまでも足を固定しないで、どんどん動かせて下さい。 そうしないと骨が老化し、歩けなくなることもあります。


B 交通事故後遺症とアーモンドのベプタイド

交通事故は年々増加し、後遣症で苦しんでいる人もずいぷん多いと聞きます。車のうしろから追突されて、 シートベルトをしておらなかったがために、
ムチ打ち症になり、病院へ行きレントゲンを撮ってもらって、異常があれば
整形外科でそれなりの治療を受けることになるのですが、一応、骨に異常が
ないというところまで治ったにもかかわらず、頭が重い、頭痛がする、
フラつく、目がかすむ、しぴれる……といった後遣症が残ることが多いのです。
これらの症状については西洋医学ではあまり上手に治してくれないことがあり、漢方療法にたよったり、針灸療法にたよったりいたします。
むしろ、その方がよく治るのです。交通事故後遣症の症状が自覚的にあるのは交通事故の外傷がまだ治っておらないといえるわけで、 これはまさにお血の症状としてとらまえることができます。そこでアーモンドのペプタイドを毎日欠かさず飲むと、軽い症状から順に消えていき、 すっかり気分よくなることが多いのです。打撲等による血管内での異常をゆっくりと改善し、正常な血液の流れにすることによって、 各組織も正常に作動することができます。しぴれたり、感覚がうすれたり、時には痛んだりするのは、 神経に栄養を与えている血管が血栓などによってとざされて、血液の流れが悪くなっているといえるのです。 アーモンドのペプタイドは血栓を早く溶解し、炎症を治療する効果をもっているのです。後遣症の余波を受けて、血流が悪くなると、 胃の調子も悪くなり、食欲不振やムカつきがあったりします。また腸の調子が悪くなると便秘がちになったり、腰痛、坐骨神経痛、 手足の冷えなどももたらせます。


C スポーツとアーモンドのベプタイド

日曜日、久し振りに山登りをしたり、草野球をしたりすると、翌日、腕や足腰が痛くて、どうしようもなく、 とくに階段の登り降りがつらいというようなこと
を誰れもが経験されておられることでしょう。これは筋肉の疲労で、筋肉がリラックスできない状態がつづいているのです。このようなときに、 アーモンドのペプタイドをのむと、案外早く筋肉がゆるみ、痛みがとれます。また、日頃スポーツをしていない人が、思い出したように、 再開する際、身体がなまってしまって、どうしても筋肉がうまく動かせないというような場合がよくあるでしょう。たとえば柔軟体操がしにくい、 背中を腰から十分に折れない、足が開けにくかったり、あがらないというような場合に、 アーモンドのペプタイドをのむとやわらかくなりやすいのです。とくに、ヨガやエアロビクス、 ジャズダンスなどをはじめられる方におすすめします。次に、スポーツでもよくケガのするものがあります。たとえばボグシング、レスリング、 柔道、剣道、ラグビーといった具合にです。本来、スポーツとはケガをしないで楽しく、健康を保つためにするのですが、 人と人との肉体的なかつての戦いを、スポーツにとり入れたのが、これらです。男らしい、はなやかなスポーツなのですが、 選手にとってはケガの連続で、けっして身体に良いとはいえません。選手生活を早くやめる人も多く、 またケガの後遺症で長い間苦しんでおられる人も少なくありません。頭痛、めまい、肩こり、手足のしぴれ、腰痛というような症状が多く、 まさに、お血症候群です。当然、アーモンドのペプタイドをのむ対象者といえます。すっかりよくなるまでのみつづけることです。 スポーツでケガらしいケガをしていなくても、ひざが痛いというようなこともあるでしょう。たとえば、 コンクリートのコートでテニスをした場合に、体重がかかる軸足のひざが痛むことがよくあるでしょう。 砂土のコートでは痛まないの
に、コングリートのコートで痛むのは、コンクリートがクッション性がないためで、それだけひざの関節に体重がもろにかかり、 耐えかねて炎症をもたらすのです。それを放っておきますと、坐骨神経痛にまで及ぴ、テニスをやめなければならないことにもなります。 痛みがあればすぐにアーモンドのペプタイドをのんで治療しておいて下さい。

D 手術の前後にアーモンドのベプタイド

手術はどうしても悪くなったところを摘出しなければ生命にかかわるという一大事の折りに行なわれるもので、そのために健康な肌や筋肉、 骨などにメスが入り、大きなキズをつけてしまいます。外傷となんらかわりがないといえます。ところが、 手術をされる日時はあらかじめわかっておりますので、アーモンドのペプタイドを手術の前からのんでおき、 手術後はお医者さんからなにを食べてもよろしいという指示があれば、アーモンドのペプタイドをのみはじめて下さい。 手術後の経過が大変よいのです。体調を整えるためにもアーモンドのペプタイドはよく、手術後に肥満した人にはとくによいようです。 この肥満は皮下脂肪組織中に結合組織が増殖してできたものです。手術時に損傷した組織を処埋するために、免疫系が働いて、 結合組織が増殖したもので、手術をした傷口の周囲や、腹部の皮下脂肪をつまんで痛い時がそれです。女性で、 人工流産の手術をしなけれぱならない時は、とくにアーモンドのペプタイドをのむようにして下さい。手術後に、生理不順がつづいたり、 腹痛がしばしばおこったり、手術後から肥満してきたり、頭痛、肩こり、腰痛、イライラ、便秘、 手足の冷えなどの自律神経失調症がある場合には、お血の発生ですので、アーモンドをのんで下さい。

E 肥満(結合組織増殖症候群性)とアーモンドのベプタイド
皮下の脂肪組織が厚くなって、肥満だと思っていたところが、単なる肥満ではなく病的な肥満だったというようなこともあります。 それは皮下脂肪の厚い部分を強くつまんでみるとよいのです。たとえば、顔のホホ腕のつけ根のうしろ側、胸やお腹、おしり、 大股の内側といった都分です。軽くつまむだけで、ひどい痛みを感しる人は下脂肪をつまんでも痛くなく、やわらかいものです。 この人は脂肪組織細胞が大きくなったか、脂肪細胞の数が増えたかのいずれかの人といえます。なぜ、 結合組織増殖型の肥満がおこるのかといいますと、私達の体内に入ってきた異物や、体内で発生した損傷壊死した細胞、 自然の法則で壊死した細胞、腸内細菌内の内毒素など、さまざまな異物を処理するために免疫系が一生懸命働いて、 体外排除しようとしていますが、それがまにあわず、一時的に皮下脂肪組織中であずかるというような状態になると、 それらの異物をがんしがらめにしておくために、血管と細胞との間にある結合組織が増殖してくるのです。身体のかたい人で肥満している人は、 肥満している部分を皮下脂肪組織の中で、結合組織である線維状のものが多く増殖しているのです。単純性肥満なら、 皮つまんでみて、かたく痛ければ、アーモンドのペプタイドをのんで下さい。早い人なら三日から一週問でやわらかくなりはじめます。 そうするとやせてきますし、体調が大変よくなり、身軽に感じることでしょう。ケガ、肝炎などの慢性炎症、手術、食事のバランスの悪さ、便秘、 宿便がたまっている、高脂血症、飲酒過多などが原因としてあげられる他、生れつき、結合織を増殖しやすいタイプの人もおられます。


F 腰痛症とアーモンドのペプタイド

人が二本足で立つようになってから腰痛症がおこったといわれています。 脊椎という骨をまっすぐ立てておくにはまわりの支えが必要なのです。椎間板、小関節、靱帯、 さらにそのまわりを取り固む腹筋やおしりの筋肉などがコルセットのような役目を果たしております。 おしりの骨の骨盤の上に五つの腰椎がのっており、大変な重みになっています。腰椎の四番目はとくに四つんばいで歩いていたなごりなのか、 斜になっており、重いものを持ちあげたときなどにずり落ちやすいのです。これがギックリ腰です。 また内臓の病気があっても腰痛がおこったりします。たとえば胃潰瘍、慢性肝炎、胆石症、膵炎、腎結石、婦人科的疾患などです。 いずれも根本原因を治療しなければ腰痛の治療もむずかしいのですが、漢方的にみると、お血と診断される人がほとんどではないかと思われます。 まず痛みがくればアーモンドのペプタイドをのんで、様子を見て下さい。


G 美肌にアーモンドのベプタイド

女性を美しく、健康にするためにアーモンドがあるといっても過言ではないほど、女性にはアーモンドが必要なことが多いのです。 まず美容のためにアーモンドのペプタイドを愛用することです。女性の肌は白く、しっとりと、うるおいのあるのが理想とされています。 若いのに肌がカサカサになっているのは体質的なものもありますが、食物によってもおこり、アレルギ†でおこっていることもあります。 カサカサの肌の人は、血液を調べると、 プラスミンという成分の活性が低下していることが知られています。 プラスミンの活性を亢進させるにはプロアクチベーターがプラスミノーゲンに働く必要があるのです。 よってプロアクチベーターの活性こそがプラスミンを活牲化させるカギをにぎっているのです。プロアクチべ† ターの一つがウロキナーゼという酵素で、これに手助けするのがアーモンドのペプタイドであるということが私達の研究室でわかったのです。 くわしくは前章をご覧下さい。プラスミンが活性化されると、汗腺の一つであるエクリン腺に作用し、 汗腺分泌周辺の循環血流量が増加することによリ、肌がしっとりとするのです。 アーモンドのペプタイドは皮膚の血管の循環を改善する作用があるといえるのです。身体のどこかで、 炎症を持っているような場合には肌も荒れます。それは炎症のために血小板が凝集しており、凝集したかたまりが血流を悪くしているのです。 アーモンドのペプタイドはこの血小板のかたまりを溶かす作用があるために、肌が美しくなるのです。また肌の血流がよくなると、 日焼けした黒い肌が早く、もとの白い肌にもどすことができます。


H 生理痛にアーモンドのベプタイド
周期的におとずれる月経期に、男性にはわからない生理痛があるのは耐えがたいものです。その期間、むやみに新薬の鎮痛薬を連服しないで、 じっとがまんした方がよいのですが、アーモンドのペプタイドを服用すると案外よく痛みがやわらぐのです。月経の前になると、 子宮の中で排血の準備をします。切傷のような場合の出血ですと、早く止血するために血液の凝固系が亢進してきますが、 月経血は逆に血液が凝固しないようになっています。それが凝固傾向になると、子宮は少し強めに収縮して、早く排血しようとします。 それが生理痛としてあらわれることがあるのです。健康な女牲の生理痛は月経開始の一日前からおこり、一、二日でとれることが多く、 そのようなタイプの人の生理痛を鎮めるにはアーモンドのペプタイドがよろしいです。血液が凝固しないように、プラスミンが働きますが、 それにアーモンドがお手伝いします。女性が外で働いたり、活躍する場が多くなってきた現代に、生理痛を和らげる手助けをしてくれます。

I お血症候群とアーモンドのベプタイド

中国では漢の時代からすでにお血という病名が使われていました。血液がとどこおっている状態を指したもので、血管の損傷、収縮、拡張、 うっ血、充血およぴ血管内での血液の凝固の現象といえます。お血を原因的にとらえてみれば、感染、外傷による炎症、 免疫系の異常による慢性炎症(自己免疫疾患)、ホルモン分泌の異常、悪性新生物体誕生(ガン、腫瘍)、動脈硬化症、高脂血症、 血栓形成などがあげられます。これらが混合しあって、お血という病態が成立し、苦しい、つらい、元気がないというような症状があらわれます。
漢方の原典の一つである『金匱要略』にお血の症状として
1、胸満(胸がつかえる感じ)
2、唇が萎える(血行不良のため唇が麻痺して、言葉がうまくでない)
3、舌が青い(舌の上の色が紫赤色、舌の裏の舌下静脈が太くなり、全体に青くみえる)
4、口が燥く(口の中がねばっている)

5、腹がはる(ガスがたまりやすい)
6、熱症状を呈しているように苦しい(発熱症状があるがごとく、全身がだるく、疲れやすく、何事もいやになってくるような状態)
7、口渇(4の症状とよく似ていますが、水を口にぷくんでもとれない口のかわき)

以上の7つのお血随伴症状をあげています。お血を治療する漢方薬を駆お血薬と称され、 桃仁、牡丹皮、大黄、水蛭、紅花、丹参など多くの漢方薬があります。 その中の桃仁はアーモンドと大変よく似たものです。桃仁には青酸配糖体が入っており、多食できませんが、スイート・ アーモンドは全く存在せず、ましてやアーモンドのペプタイドには存在するはずがありません。アーモンドの薬用史をみても、 アーモンドが古くから世界各国の人々によって、お血症候群に使用していたことがうかがえるのです。お血でも特に、 古くなった炎症性のお血の治療にアーモンドのペプタイドを用いるとよいようです。 また新しい炎症については特に痛みを鎮める作用があるのです。

おわりに

アーモンドが漢方薬の桃仁と同じ仲間のものであることにヒントを得て、この度、スイート・ アーモンドがお血病態に大変効果的なナッツであることがわかリました。私の書架にある世界中の生薬関係の古い本や現行本をひもといてみると、 なんとアーモンドがギリシャ、ローマ時代以前から薬用にされ、それが全ヨーロッパに紹介され、イラン、インド、中国へも伝承され、 わが国では江戸時代に薬用された記載がみられました。アーモンドがおいしいナッツとして食べられるばかりでなく、 薬用にされていたことは私にとっては、カルチヤーショックでした。そのことが増々私の研究意欲をかりたて、長年の研究の結果、 アーモンドを消化させ、得た低分子ペプタイドにその有効性が集中していることを発見することができたのです。 ここにその全容を紹介することができました。新聞にも出ていますが、頼みの年金は先細り傾向にありますし、 七十歳以上の医療費の自己負担を増額する改正案も発表されました。
一方では老後を脅かす収入も低迷状態です。このような時代に健康で生きぬく知恵を働かせねばなりません。 この小著が少しでも健康運動の一助となれば著者にとっては望外のよろこぴでございます。
1986年 春 著者


薬用ナッツ・アーモンド低分子化ペプタイドのすすめ
著者 久保道徳

本稿は、故久保道徳氏の生前に、掲載に許可を頂いたものを公開しております。

2006年04月12日

高齢者には逆効果?食事制限による生活習慣病対策!

若い世代では、肥満や高コレステロールは生活習慣病の危険因子になりますが、「高齢者にとっては、肥満や高コレステロールの悪影響は少なく、 むしろ栄養不足によって体力の低下や病気を引き起こす危険性の方が高い」と言われています。

理由†研究の調査で、 長寿者ほど肉や魚などの動物性たんぱく質、牛乳、油脂を多くとっています。

理由†日本人の食事の総カロリーは、 約100年前とほとんど変わっていません。しかし、1965年ごろから米の消費量が減り、代わりに肉や乳製品が増加。それに連動し、 脳卒中による死亡が減少、平均寿命が延びています。

理由†日本人では血中のコレステロールの値が低いほど、がんや脳卒中の発生率が高いことが複数の研究で分かっています。 コレステロールを下げすぎないためにも、適度な肉や油脂をとることが大事です。植物性の食品や魚が中心だった日本人の食事に、 ほどよく肉や乳製品が加わった『適度に欧米化された和食』が、最も健康によく「バランスの良い食生活のおかげで、欧米ほど心疾患が増えず、 日本は世界一の長寿国になっています。

 

体力の基礎となる食事はやはり重要です!しかし、高齢に伴い活動量も減り食事量は自然に減りがちになったり、 老化と共に体内合成できなくなった栄養素や吸収力の低下などで必要量の栄養素を食事で補えない場合があります。 そのためエネルギー不足になりがちです。霊芝: HM真菌・α‐リポ酸・L‐カルニチン・ マトリクスのミトコンドリアスウェアでエネルギー不足を解消しましょう