「四種類合体 ルンブルクスルベルス」驚異の相乗作用
●ルンブルクスルベルス●血栓を溶かす物質が含まれるミミズの学名
「ルンブルクスルベルス」、このミミズは四億年以上も前から地球上にいた無脊椎動物で、世界中に2700種類、日本だけでも30種ほど数えることができます。
人間の祖先である類人猿が地球に棲息していたのは、ざっと3000万年前。それを考えたらミミズはなんと大昔からの生き物かがわかります。ミミズは、中国では古くから解熱剤として使われていました。漢方で地竜″と呼ばれ、さまざまな治療に使われてきたのも効能が高かった証左でしょう。
そもそもミミズほど、人間の農耕生活に多大な貢献をしてきた虫はないでしょう。地中にあって、土壌に体の養分を与え、作物の成長を促してきました。現代でも有機農業にいそしむアメリカやヨーロッパの田園地帯では、ミミズを使った堆肥づくりや土壌改良を行っている農家が少なくありません。
▽ 血栓を溶かす驚異的なルンブルクスルベルス
ミミズのリンパ球は人間のそれによく似ており、その生体防御反応は驚くほど見事なものといわれています。それくらいですから、ミミズが分泌する酵素が人間の血管をふさぐ血栓を溶かすことができるのでしょう。
また、太い血管のみならず、五体のいたるところに張りめぐらされている毛細血管の目詰まりに対しても、ミミズ食品はめざましい効果をもたらします。そもそも、毛細血管は私たちの体内の血管の90%を占めるものであり、健康な体を維持していくうえでこんな重要な組織はほかにありません。
たとえば、毛細血管に血栓ができると、肩こり、腰痛、頭痛などがあらわれ、それを放置しておくと大きな病気にどんどん移行していきます。脳血管障害、心臓病なども、毛細血管の目詰まりによって起こることが多いのです。また、やっかいな呼吸器病の代表である喘息も、毛細血管に血栓ができることによって発症することがあります。このルンブルクスルベルスの学名を持つミミズには、血管に生じる血栓を溶かす驚異的な力があるのです。
● ギャバ ●自然界の動物、植物に広く存在しているアミノ酸の一種
ギャバ (GABA)。ハテ、なんだろう? これは正式に言うと「γ・アミノ酪酸」というもので、自然界の動物、植物が含んでいるアミノ酸の一種です。
このギャバを、私たちは日常の食生活においてけっこう摂取しています。たとえば、緑茶、米胚芽、発酵食品、ローヤルゼリーなどに含まれています。また、じつをいえば、私たちの脳や脊髄にギャバは存在し、思考力を保つうえで欠かせない役割を果たしています。それが発見されたのは今から半世紀ほど前のことです。
▽ 脳の血流を活発にする
では、なぜギャバが脳内に必要なのか? 発見から十数年後に、アメリカで研究が行われ、動物にギヤバが投与されました。その結果、ギャバには動物の血圧を抑える働きがあることが判明しました。
それがきっかけになって、さらに研究が進められた結果、次のようなことがわかってきたのです。「ギャバには脳の血流を活発にさせる性質がある。それによって脳への酸素供給量が増える。そこから、脳細胞の代謝活動(栄養をとり入れて老廃物を排出させる)が高まる」
また、ギャバにはアルツハイマーの発症を予防する力があることも確かめられました。そして、肝腎かなめ″という言葉どおり、肝臓の働きを高め、腎臓への血流を増やす作用があることも判明しています。
こうした数々の健康効果を持つため、ギャバは昭和30年代なかばに、その誘導体が医薬品として認められ、「ガンマロン」として市場に出ています。効能として、脳卒中の後遺症の改善、脳動脈硬化症による頭痛の緩和、耳鳴りの抑止などがあげられます。一方、食品由来のギャバの摂取は、多量に食べないと効果が得られないため、ほとんど機能していませんでしたが、10年ほど前にアメリカで、野菜から酸素を遮断するとギャバが増えることがわかってから、健康野菜というかたちで市場に出回り、今日にいたっています。日本では、10年ほど前から、緑茶の酸素遮断による「ギャバロン茶」が市販されています。
▽ ギヤバが脳に届くことがマウス実験で証明された
近年の日本では、玄米や大豆などに含まれるギヤバの量を増やす技術が開発されたため、ギャバの健康効果がますます注目されています。それは大変な朗報にちがいないのですが、一つ確認したいことがあります。それは、食物によって摂取されたギャバは、本当に脳に届くのかということです。
たしかに、摂取したギャバは胃腸で消化・吸収されて血液に入り、肝臓に貯えられてから体のあちこちの組織へ届けられます。しかし、脳へは入っていかないのでは、と従来はみられていたのです。
しかし、最近の研究で、それは誤解であったことが明らかになりました。 脳にはたしかにギャバが存在しますが、それは脳に含まれるもう一つのアミノ酸系物質であるグルタミン酸から変換されたものと、従来は考えられていました。しかし、マウスを使った実験の結果、そうではないことが確かめられました。マウスにギャバを豊富に含んだ餌を与え
ると、約一時間後にはちゃんとマウスの脳にギヤバが入り込むことがわかったのです。
人間だけでなく、ほ乳類の動物の脳にも「血液脳関門」という一種の関所≠ェあって、不必要な物質は脳に入り込めないシステムになっています。それほど脳は精密な器官なのです。そのむずかしい関門を突破して、ギヤバは脳へ達するのですから、この物質がいかに有用なものかわかるでしょう。
▽ 血圧の正常化にギヤバは欠かせない
高血圧対策にも、ギヤバは有効な働きを示します。私たちの血圧は塩分によって上昇し
ますが、ギャバがその塩分排泄の後押しをしてくれるのです。なぜそれが可能になるかといえば、ギャバには腎臓の機能を活性化させる作用があるからです。ギヤバを多く摂取すると利尿作用が促進されますから、不要な塩分をスムーズに体外へ出すことができるのです。
さらに、ギヤバには私たちの血管を拡げる働きがありますから、それによって血行不良が改善され、五体に活力が出てきます。また、神経を穏やかにする働きもあるので、ここでも血管は弾力を保つことができ、結果として血圧上昇をセーブできるのです。
▽ 動脈硬化を防ぐ
さらにもう一つ、ギャバには有能な働きがあります。それは、血液中の脂質をコントロールするという点です。それによって動脈硬化を防ぐことができ、ギヤバを摂取するメリットはますます高くなります。
さらに、血糖値を下げる働きが、ギヤバにはあります。したがって、糖尿病の発症を防ぐうえでも、ギャバはすこぶる有効なのです。
▽ 痴呆症の予防、改善にも有効
もう一つ、この高齢化社会でギヤバがいかに有効かという証左をあげることもできます。それは、痴呆症を改善させる働きも持っていること。なぜなら、脳血管性痴呆症に対して、ギヤバはめざましい効果を発揮するからです。定期的にギヤバを摂取していれば痴呆症になりにくいし、発症しても早めにギャバを摂取することによって痴呆の進行をくい止めることができます。
●フランス海岸松そのものの粉末●有効成分フラボノイド=血栓を予防する
日本ではあまり知られていませんが、フランス海岸松そのものの粉末は、ヨーロッパでは
1960年代から健康効果抜群の素材としてよく使われているものです。
そもそも、この樹皮粉末は、16世紀ごろの船乗りが壊血病にかかったときにめざましい治療効果を発揮したことで広く世に知られました。
当時は、壊血病は海のペスト″として恐れられていた病気でした。ピタミンCの欠乏によって起こり、歯肉や皮膚から出血し、骨に激痛が生じるのです。
フランスのカルチェという探検家が、16世紀なかばのころ、カナダのインディアンから、松の樹皮を煎じたお茶をもらって壊血病を治したという記録が残っています。時代はずっとくだって1950年代。フランスの大学教授がカナダの大学の客員教授をしているときにその記録を読み、帰国後、フランスの海岸松の樹皮からの抽出物を調べてみたら、数々の効能があることがわかったのです。
以来、この海岸松の粉末は、数多くの効能を持つ健康食品として欧米各国で製造、販売され、確かな信頼を得ています。
▽ フラボノイドが血管を丈夫にする
では、フランス海岸松の粉末に多く含まれる有効成分フラボノイド(血管を拡げてコレステロールなどを除く成分)は、現代においてどのような効能を発揮してくれるのでしょうか。
まず、血管を丈夫にする作用があるということ。具体的にいえば、フラボノイドをとると血管壁が柔軟になることがあげられます。人体の生命線は血管だといわれるくらいですから、この器官が硬化すると私たちの健康状態は下降の一途をたどることになります。
先に述べたように、16世紀ごろの壊血病は血管が破れるという悲惨な病気でした。現代においても血管のもろさによって発症する病気は少なからずあります。フラボノイドはそれを阻止してくれるのです。つまりフラボノイドには、血管壁を構成する二種のタンパク質(コラーゲンとエラスチン)を補強する性質があるということです。
血管壁が強く、しなやかになることで高血圧も緩和されます。それによって脳卒中の危険性を避けることができるようになります。また、フラボノイドは、毛細血管の強度を高める実験においてもめざましい成果を残しています。
▽ フラボノイドには血栓を予防する働きもあり、アルツハイマーに有効
心筋梗塞や脳梗塞は現代病の代表のようなやっかいな病気で、今後も増えていくでしょう。
死亡率も高く、一命を取りとめても寝たきりになる確率が高いのです。そんな悲惨な状況に歯止めをかけてくれるのがフラボノイドだといっても、決して過言ではないでしょう。
また、アメリカの大学病院の研究チームが、アルツハイマーの治療にフラボノイドを使って成果をあげています。この老人病には従来、イチョウ葉エキスが有効だとされていたのですが、フラボノイドは、イチョウ葉の約10分の1の量で治療効果が上がることが立証されました。
▽ 慢性疲労症候群にも効果大
現代病の一つとしてよくあげられるのが、原因不明の慢性疲労症候群と呼ばれる病気です。
妙な倦怠感があって、歩くのがうっとうしく、微熱に悩まされたりします。関節に痛みが出たり、リンパ節が腫れたりもします。仕事を持っていてもできないし、人と会話をしても長続きしません。こんな厄介な奇病なのですが、原因がわからず、治療法も確立されていないのです。
ところが、この奇病に対して、「フラボノイドが有効」という説がアメリカで発表されました。それを受けて、日本でもこの現代病に悩む人たちがフラボノイドを摂取し始めています。