世界100カ国以上1億人以上に注意が必要!「パキシル」
米食品医薬品局(FDA)は日本でも販売されているSSRI「パキシル」(塩酸パロキセチン水和物)などの抗うつ剤すべてで、服用すると自殺のリスクが高まるとの添付警告の対象を、現行の「小児と思春期の患者」から24歳以下に拡大するよう精神薬の諮問委員会に提案しました。同委は対象の拡大を妥当と判断しました。FDAがパキシルやプロザック、ゾロフトなど11種の抗うつ剤に関する372件の治験データ(計約10万人分)を調べたところ、18〜24歳の患者で偽薬を服用した場合に比べ、自殺や自殺未遂、自殺願望を持った事例が有意に多かったということです。臨床医などからは「有効な薬の使用に歯止めをかける場合もある」と慎重な対応を求める意見も出ている。パキシル製造元の英グラクソ・スミスクライン社の今年1月の発表では、「世界100カ国以上で使われ、1億人以上の使用実績がある」と公表しています。FDAは04年、抗うつ剤に「服用開始後の初期に小児や思春期の患者で自殺リスクが高まる」旨の警告の添付を義務付けた。今年5月には抗うつ剤を服用する若い患者に自殺衝動が高まる傾向が見られるとして、医師に対し服用者を慎重に観察するよう警告しました。
【パキシル錠】
神経系用剤(含む別用途)/抗うつ剤(SSRI)/選択的セロトニン再取り込み阻害剤【概説】憂うつな気分をやわらげ、意欲を高めるお薬です。うつ病やうつ状態、パニック障害、強迫性障害の治療に用います。
【注意】(今回の記事の対象になった事柄です)
若い人に用いる場合、治療上の有益性を十分考慮する必要があります。症状によっては使用を控えなければなりません。7〜18歳の重いうつ病を対象とした臨床試験において、有効性が確認できないばかりか、かえって悪い結果を生むおそれがあると報告されているためです。
★他の方法で対処できれば良いですね。