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アナフィラキシー

杉の若い雄花の芽を採取し殺菌・乾燥・粉砕してカプセルに充填した健康食品を飲用したことが原因で意識不明の状態になったと疑われた健康被害事例がありました。アナフィラキシー様症状が起きたということです。
アナフィラキシーとは、ハチ毒や食物、薬物等が原因で起こる、急性アレルギー反応のひとつで、じんましんや紅潮(皮膚が赤くなること)等の皮膚症状や、ときに呼吸困難、めまい、意識障害等の症状を伴うことがあり、血圧低下等の血液循環の異常が急激にあらわれるとショック症状を引き起こし、生命をおびやかすような危険な状態に陥ってしまうことがあります。これをアナフィラキシーショックと呼びます。アナフィラキシーという言葉が誕生したのは、今からおよそ100年も昔、1902年に2人の学者がイソギンチャクの触手に含まれる毒素をイヌに注射し、2〜3週間後に同じ毒素を再び注射すると、イヌは嘔吐や出血性の下痢等を伴うショック症状がみられ、死亡してしまうことを発見しました。彼らは、そうした現象を「免疫」とは逆の現象、すなわち、防御状態(-phylaxis)の反対(ana-)と考え、「アナフィラキシー(anaphylaxis)」と命名しました。今回の患者さんは、その後、意識も回復し快方に向かっているとのことです。